これであなたも業界人? 業界用語・隠語、トリビアの辞書 |
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アーティキュレーション | |||||||||||
articulation【/仏アルティキュラシオン】明確にすることの 意。フレージングや各種記号について明確に表現すること。 = articolato(伊)スタッカート、テヌート、アクセント、スラーといった個々の音符に記入された記号を明確に表現する技法。 クリニックでも述べてある通り、アマチュア合唱ではおろそかになりがちな技法なので注意。 |
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アーメン終止 | |||||||||||
amen candence(英) 賛美歌などで♪アーメン♪と歌って終了する事が多いのでこの名前が付いた、変格終止のこと。 ドミナントからトニックに進行して終止する完全終止形ではなく、サブドミナントからトニックへ進行して終止する形式。完全終止の後に付けられることも多い。 2006年公演のRutterの曲でもアーメンと終止の形式を踏襲する曲がある。 |
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アカペラ | |||||||||||
A capella(伊)、現在は、無伴奏の歌唱法を指す。 元々は「寺院風」にという意味。大小教会における合唱団の特別室を意味したが、後に合唱団そのものを言うようになった。 寺院風とはかけ離れた、ロックやポップスの無伴奏の歌も今はアカペラと言う。 ゴスペルの無伴奏(アカペラ)歌唱は教会音楽だから、ま!イイカ!! |
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アナリーゼ | |||||||||||
analyse[独]音楽作品を、形式や様式の観点から分析研究すること。 | |||||||||||
板付き | |||||||||||
始めから、立ち位置に立ったまま始まるステージの状況。ステージ(板)に付いたままという意味合いで板付きになった。 | |||||||||||
移動ド・固定ド | |||||||||||
ドレミを絶対的な音階ととらえ、固定されたドレミの旋律で歌うことを固定ド唱法という。 それに対しそれぞれの調の主音をドとして歌うのが移動ド唱法。 短調ではラを主音とする。 ト長調でG(ト)をドと読んで歌うことが移動ド唱法。ソと読めば固定ド唱法。 |
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ヴォカリーズ | |||||||||||
vocalise[仏] vokalise【独ヴォカリーゼ】 〔1〕母音唱法。歌詞や階名を用いず、母音で発音して歌うこと。 〔2〕母音唱法で歌われる歌曲。 母音唱法。=vocalization,vocalizzo(伊ヴォカリッツォ); 木下牧子作曲、組曲「方舟」の終曲「方舟」のイントロで歌われる、あの♪ア〜〜ア♪ のような部分を指す。 アーティキュレーションの練習にヴォカリーズで歌うことが有効と、クリニックのページに記載。 |
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裏拍 | |||||||||||
(うらはく ) 強拍部の後に来る拍。 シンコペーションの一種。 4分音符を8分音符2つに分けた場合の、2つめに相当する拍。→後打ち⇔前打ち 「うん、タン、うん、タン」のようにジャズやポピュラーのリズムはクラッシックのリズムと比較すると強拍部が「遅い」リズムと思われたことから「ragged-time」略して「ragtime」と呼ばれるようになった。 日本の音頭や歌謡曲のリズムは「は〜〜よいっしょ」とか「えんや〜〜どっと」のように、頭に強拍部があるので「前打ち」の音楽である。 スノッブでも、ジャズライブでリズムを取るとき「は〜〜よいっしょ」はくれぐれも気をつけること。 周りから白い目で見られる。 |
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MC(エムシー) | |||||||||||
(マスターオブセレモニー) 司会者のこと。最近はライブのステージで曲間に演奏者が話をすることもMCと言う。 | |||||||||||
おかず | |||||||||||
【おかず=filler】 リハーサル中に【おかず】が欲しいと言われても、食べ物のことではない。 ジャズ・ポピュラー等で主旋律の長音や休符の部分における、他の楽器による繋ぎの部分。 このページの【クリシェ】の項目も念のために参考に・・・ 【fill】は満たすという意味なので、【filler】は直訳で「充填材」となる。 ドラムスが定型パターンで刻んでいるリズムにイレギュラーなリズムを差し挟むことは【fill in】という。 ズンタッター ズンタッター ズンタッター トゥクトゥクトゥクトゥーとやる部分。 ちなみにシステムキッチンで壁とキッチンユニットの隙間や、吊戸棚と天井の隙間を埋める部材もフィラーと呼ぶ。 |
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押す | |||||||||||
当初の予定時間より長引くこと長引かせること。(対:巻く) | |||||||||||
おちる | |||||||||||
合奏中などに楽譜を目で追えなくなる状態のこと。(老眼のせいにするのも知恵!) | |||||||||||
おはようございます | |||||||||||
その日始めて合う人にする挨拶。昼夜の別無く言う。 これが言えればあなたも今日から業界人。 |
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オールディーズ | |||||||||||
oldie<<sを付けてoldies 昔、流行った流行歌やポピュラー-ソングの名曲。懐かしのメロディー。歌だけでなく映画、ジョークなどにも使う用語。 |
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音 名(おんめい) | |||||||||||
指揮者がピアニストに「アイス」と言っても「愛す」とか「アイスクリーム」の略ではない。「ハー」と言われて「は〜??」と怪訝に思っている人はここをクリック。 | |||||||||||
解 決 | |||||||||||
解決(かいけつ)resolution[英] 緊張感の緩和、あるいは不安定から安定への動きのこと。例えば和音進行のX→Tの動き、それに伴う導音から主音への動き、非和声音(特に倚音)の和声音への動きなどがある。 |
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返 り | |||||||||||
自分の声(効果音を含む場合もある)を聞く為の装置、またはその行為を言う。 カラオケボックスに行った時、自分の歌声が聞こえないと、歌いづらいことは誰もが経験すること。 自分の演奏を聴くために自分たちに向けたモニタースピーカーのことを指す。 ロックコンサートなどの舞台上の観客席との境に床置きしてあるボックスがそれ。 |
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かげアナ | |||||||||||
影アナ=開演上の注意やお知らせなどのアナウンス。舞台袖で行なう事が多い。 人前に顔を出せないアナウンサーのことではない。 |
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カットイン・カットアウト | |||||||||||
C.I.、C.O.、と略す。番組の中で音楽や効果音がガッチリとスタートし、キチンと終わること。 | |||||||||||
上手(かみて) | |||||||||||
観客から見て舞台右側(対:下手)。「かみて」「しもて」と読んで「じょうず」「へた」とは読まない。 | |||||||||||
消え物 | |||||||||||
例えば料理番組等で、食材や料理のこと。消えて無くなるから。 | |||||||||||
キューシート | |||||||||||
(Qシート)録音番組の場合、放送日、放送時間、タイトル、スポンサー名、テープスピードなどの他、放送される内容、長い番組の場合は途中のラップタイムを記してある紙のこと。 ナマ放送では細かいコーナー進行、クレジット、CM送出のタイミング、音楽の曲名などが詳しく記入されている進行表。 |
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キューワード | |||||||||||
(Q)ワード。CMなどを出すきっかけの言葉。『決め言葉』とわざわざ日本語で言うこともある。 例としてはナイター中継の時、イニングの終わりに『西武対日本ハム、8回表終わって4対3で西武ライオンズがリードしています』がキューワードでCMに入る。 |
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金魚鉢 | |||||||||||
(きんぎょばち) スタジオやステージに付随する副調整室(ミキシングルーム)のこと。 ガラス張りのサテライトスタジオやオープンスタジオを指す場合もある。 防音ガラスで隔てられていることから水槽を連想してこの業界用語が生まれた。 この金魚鉢には、サメやナマズやアンコウ、場合によるとピラニアが居る。 |
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クッション | |||||||||||
ソファーの上のクッションと同じ意味。 ナマ番組は進行がその日により多少伸び縮み(オシ・ヒキ)が予想されるために、あらかじめ時間を合わせなければならない時報前や番組終了時間前などに作っておく時間の余裕。 |
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クリシェ | |||||||||||
クリシェ【cliche】 【おかず】と目的は似ているが、この場合は作曲・編曲に用いられる別の手法。 基本コードは変えずに全音階や半音階で装飾的なメロディーラインを作る手法。 クリシェラインと言う。 忘年会の二次会のカラオケで歌う「ホワイトクリスマス」のハモリでK.Sがよくやっているアレ! |
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グリッサンド | |||||||||||
滑らかに音程を変化させるテクニックの用語 glissand 音程を階段状に変化させること。 反対に音程を滑り台のように変化させることは portamento (ポルタメント) 音程が下がるか上がるかは関係ない。 ピアノのようにキーの音が固定される楽器の変化はグリッサンド。 バイオリン、トロンボーンのように無段階で音が変化させられるのがポルタメント。 歌で「すりあげ」「すりさげ」と言われる、アレ。 登山用語のglissade(グリセード)も脂を指すgreasも滑らかの意味があるヨーロッパ言語の共通点、(だと思う?) |
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クール | |||||||||||
CMまたは番組の放送契約の単位 。 一般的には3ヶ月が1クール。1年は4クール。クォーターがなまったものと言われている。 |
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クレジット | |||||||||||
(提供クレジット)CRと略す。番組提供を示す企業名または商品名のアナウンスメント。
この他に録音番組、または録音されたCM素材の最初に入っている録音内容、放送日時などを示すコメント。 これをキチント入れておかないと、とんでもない日時に放送が出てしまうことがある。 |
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ゲーセン | |||||||||||
ゲームセンターの略ではない。 少し古い業界用語で、金額を音名に置き換えて使う隠語。 C(ツェー)D(デー)E(エー)F(エフ)G(ゲー)A(アー)H(ハー)とドイツ語読みの音名をそのまま1,2,3,4,5,6,7,と置き換える。 したがって、ゲーセンはG千の意味で5千円となる。ツェー万デー千と言えば1万2千円のこと。 8、9が欠けているので、8にはオクターブを当てて、オクと言うが複雑な会話に使う隠語ではなく、「今日の会費はゲーセン通し」などと5千円の会費を徴収するときなどに周囲に気遣いなく、少し業界人ぽく会話できる。 英語読みの音名を混在させると混乱する。 ちなみにツェ-マイナーと言うと、ドイツ語、英語の混在である。ツェ−モールかシーマイナーが適切。 |
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ゲネプロ | |||||||||||
Generalprobe ドイツ語。本番と全く同様に行なわれる通しリハーサル。 立ち位置や、舞台へ出てくるタイミングなども確認される。 |
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五線と音符の名称 | |||||||||||
各部名称は、いまさら訊けない音楽用語である。 忘れた人、知らない人はここでこっそりおさらいをしよう。 あえて能書きを一つ加えると、4分の4拍子のC記号はキリスト教で三位一体を完全と考えることに由来する。 3拍子が完璧の○(円)で、不完全な4拍子や2拍子に、欠けた円のCや直線の貫通したCを用いる。 蛇足と言われることを承知で書くと、ト音記号はアルファベットのG(ト音)を記号化、ヘ音記号はF(へ音)を記号化したものである。 今取り組んでいる楽譜の不明な記号は下記リンク文字から調べることができる。 演奏記号掲載の『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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コモン・タイム(4分の4拍子) | |||||||||||
common timeと英語で呼ばれ、Cの略号で表記され、4分の4拍子を指す。 英語では多くの楽曲で使われる4拍子であるから「通常の拍子」の頭文字Cが使われると理解されているが、実はこの記号の誕生はラテン語 imperfectio(不完全)に由来している。 キリスト教的思想では、「三位一体教義」から連想される3が完全なるもので、4は不完全なものとされている。 3は閉じた○で、不完全な4拍子は不完全なるがゆえに欠けた○を音楽記号として表記していたようだが、後に欠けた○の代わりにCが当てられるようになった。そこから「一般的なリズム」という意味の「common」の呼び名に至ったと考えられる。 ちなみに2分の2拍子を表記するはカット・タイムもしくはアラ・ブレーヴェ(alla breve)と呼ばれる。 |
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サウンド・ロゴ | |||||||||||
企業名や商品名を歌い込んだ一種のCMソング。 普通のCMソングに比べてごく短い。CMソングの一部を使うこともある。 文化放送のサウンド・ロゴは以前、いずみたく作曲、野坂昭如作詞の『QRソング』の終わりの部分『♪文化放送、文化放送、JOQR♪』を使っていた。 |
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下手(しもて) | |||||||||||
⇒”上手”参照 | |||||||||||
尺 | |||||||||||
決まった時間のこと。 また、業界の大道具(セット)などに使用される尺貫法の寸法単位。 |
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シラビック | |||||||||||
⇒”メリスマ”参照 | |||||||||||
John Rutter ジョン・ラター | |||||||||||
(1945-)(昭和20年生まれ)ジョン・ラター イギリスの作曲家。 ケンブリッジ・クレア・カレッジで音楽を専攻。 在学中から指揮、作曲の才能を発揮し、1981年、TheCambridgeSingers を結成し、自ら常任指揮者となってケンブリッジ・シンガーズ専用レーベルCollegiumを創設。 ここで自作を含めた多くの合唱曲をレコーディング。 抹香臭くない宗教曲を作曲することで世界中にファンの居る音楽家。 作曲、指揮、講演と、精力的に各国を訪れている。 あひるの会第15回演奏会で取り組む作曲家。 |
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ジングル | |||||||||||
Jingle Bells(ジングルベル)のジングルと同じ意味合いで、本来はチリンチリンと鳴る鈴の音を表す語。 そこから物や事の訴求効果を高めるために繰り返し演奏される短い音楽を指す用語となった。 テーマソングより短く、放送業界では番組の節目に使われることが多く、サウンドステッカーの別名もある。 合唱団が自らのジングルを持つことは、おしゃれで有意義だと思われる。 |
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シンコペーション | |||||||||||
シンコペーション(切分法)とは、音楽のリズムの有り様の一種である。 一般に、音楽は拍(拍子)を刻むことによって進行し、また、小節の中には、強拍と弱拍の区別がある。 これは、端的に言えば、音の強弱によって特徴づけられるものである。 しかし、たとえば、拍の頭や、強拍の位置に、休符や、継続する音の音価の途中があれば、その拍の頭、強拍が移動する。 この現象をシンコペーションという。 |
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スピント | |||||||||||
spinto【伊スピント】 叙情的, 劇的な声種(の歌手) = lirico spinto |
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雪舟 | |||||||||||
(せっしゅう)1950年代に活躍したハリウッドの日本人俳優、早川雪舟(雪洲と書く文献もあり)という人がいた。この人は「明日に架ける橋」などにも出演した名優であったが、いかんせん背が低かった。したがってこの人が出演するシーンには、必ず上げ底用の台が用意された。 後にその台は、「雪舟箱」と呼ばれるようになり、それが転じて撮影現場では、「上げ底する」「上にあげる」ことを「せっしゅう」と呼ぶようになった。最近では語源も薄れ、「せっしゅ」と呼ぶことも多い。 |
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せんぷれ | |||||||||||
【sempre】 『つねに』という意味の楽語。 本来はsempre ff (常にフォルテッシモで)、の様に使うが、『中央自動車道をセンプレ150km/hで八王子に行った」などと使う。 |
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速度記号 | |||||||||||
演奏の速度は音価を数値で示される場合と下記演奏記号で示される場合がある。 文字で示される速度記号は指揮者の解釈の幅があると理解した上で、目安となる速度を掲載した。 したがって下記数値を固定的に考える必要は無い。 ちなみに、数値は四分音符の1分間における拍数である。 |
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ソプラノ | |||||||||||
soprano【伊英仏ソプラノ】ソプラノ、sopran【仏ソプラーン】ソプラノ、 sopran(独) ソプラノ歌手。 女声の最も高い音域のパート。 声域はおおよそ1点ハ音から2点ロ音、場合によってはロ音から2点ヘ音(真ん中のドが1点ハ音、1オクターブ上が2点ハ音で1オクターブ下が単なるハ音)。 ソプラノ・アクート 響きの細いものに適している声質のソプラノ。 ソプラノ・コロラトゥーラ 速いころがるような曲を得意とするソプラノ。 ソプラノ・スフォガート 力強い表現に適している声質のハイ・ソプラノ。 ソプラノ・スブレット 快活な若い娘の役などに適している声質のソプラノ。 ソプラノ・ドランマーティコ 劇的表現に適している声質のソプラノ。 ソプラノ・リリコ・スピント 叙情性と力強さを兼ね備えた声質のソプラノ。 ソプラノ・レッジェーロ 軽い持ち味の声質のソプラノ。 重いと言われたら「私はスフォガートよ!」 軽いと言われたら「私はレッジェーロよ!」と翻すのも手か・・・・? |
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チルカ(ca.) | |||||||||||
ca.【伊チルカ】circa の略。 約、 およそ、の意味。 メトロノームの速度記号で、 = ca.96または、= 96 ca. のように記す。 |
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ディクション | |||||||||||
diction=歌詞の歌い方 "Diction"とは一般用語では「語法、言い回し、用語選択、言葉づかい」の意味で、それをまとめたものが "Dictionary"=辞書。 声楽では「歌詞をはっきり聞かせるための正しい発音法」のことを指す。 具体的な内容は、このサイトのアマチュア合唱団のためのクリニックのページを参照。 |
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テンポ・ルバート | |||||||||||
tempo rubato【伊】テンポを自由に加減して演奏すること。自由な感情を表現をするために起こる自然なテンポの揺れ。 通常「ルバートする」というように表現される。 感情のおもむくままに、好き勝手な速度で演奏することとは違う。 そうなるとクサイ演奏となる。 |
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Chariot | |||||||||||
チャリオット=戦車、馬車、特殊な自動車、オートバイ 2004年の男声合唱で歌う♪Ride The Chariot♪のチャリオットは黒人霊歌なので時代背景を考えるとローマの戦車(これが語源)でも、スラングで使う自動車類でもないと考える。 したがって馬に牽引される小型の馬車を指すChariot が妥当。 (ここをクリックして写真を見る) |
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ト ラ | |||||||||||
エキストラのこと。ただし映画などの撮影で言う「エキストラ」のように素人の臨時出演者ではなく、他の楽団の演奏家やフリーの演奏家、または音楽大学の学生などに依頼し、お客が目にするプログラムには「賛助出演」とか「団友」とか書いてある演奏スタッフのこと。 弾き語りのバーで演奏家が穴をあけるときに、ピンチヒッターの演奏家を仕込む時にも「トラを入れる」とか「トラを頼む」となる。 |
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トリビュートコンサート | |||||||||||
tribute concert=捧げ物の意味を持つコンサート。ジョンレノンへのトリビュートコンサートならば、亡くなったジョンレノンを偲んで、彼の楽曲などを主体に演奏するコンサート。 美術の分野ではフランス語のhommage(オマージュ)を使うことも多い。 |
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中プロ | |||||||||||
なかぷろ コンサートで真ん中に演奏する曲。⇒前プロ |
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熱 演 | |||||||||||
(ねつえん) 指導者がアマチュアの演奏を評価する時の常套句。 業界関係者が演奏後の楽屋やロビーでも連発する言葉。 かならずしも演奏を誉めているわけではないので注意。 |
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場当たり | |||||||||||
本番と同じ状態の舞台で、演者の立ち位置の決定、場面 転換時(暗転時など)の物の出ハケの確認、照明、音楽のきっかけ合わせを行うこと ゲネプロの前に行われ、主に場面転換時を中心に行われる。 「場当たり」では、暗転の長さをはかったり、演者が暗闇での移動を練習したり、本番用の靴をはき、足音のチェックをしたり、演者が演技以外の練習をすること。 決して“場当たり的”に事を運ばないための打ち合わせを兼ねる練習。 |
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倍 管 | |||||||||||
(ばいかん) 管楽器パートで、一人で吹くところを二人で同じパートを吹くこと。 音をひずませることなく、ff を出すことができるようにするff 対策、 疲労をおさえるための対策、または学生オケや市民オケの管楽器人数対策。 管楽器演奏の用語なのだが、アマチュア合唱でトリオやカルテットをダブルとすることで 粗隠しをすることにも有効。 |
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はける | |||||||||||
画面(フレーム)または客席から見えないところに片付けること。もしくは移動すること。 例えば、出演者の顔にかぶってしまっているときに 「その○○かぶってるから、それはけて!」というように使う。 |
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箱馬 | |||||||||||
箱型の木製の長方形の箱で、積み木のように積み上げて多目的に使われる。 乗るための機能を持つものを馬と表現するところからこのような表現になった。 |
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走 る | |||||||||||
(はしる) 奏者が指揮を無視してテンポを上げてしまうこと。 みんなで走り出すと、指揮者も止めることができずに悲惨な結果を招くことになる。 この時、指揮者と奏者のどちらが偉いかの力関係がはっきりする。 アマチュアは偉くもないのに独走する。 |
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パトリ | |||||||||||
(ぱとり ) パートリーダのこと = パーリ |
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バミる | |||||||||||
[場見る] 舞台に、大道具を置く位置もしくは立ち位置を明確にするためのテープを貼ること。名詞はバミり。 | |||||||||||
パー練 | |||||||||||
(ぱーれん) パート練習。 プロオケにパー練は無い。 |
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ピーエー | |||||||||||
PA=public-address systemマイク・ミキサー・アンプ・スピーカーなどを組み合わせて電気的に音声を拡大するなどし、多くの人々に聞こえるようにする装置。コンサートや館内放送などで使われる。 往々にして、ミキサー(操作する人のこと)の意向によって音楽の出来上がりの違いがある。 |
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ピッツィカート | |||||||||||
pizzicato【伊】 ヴァイオリンなどの弓でひく弦楽器(擦弦)の弦を、ポロンと指ではじくことによって音を出す演奏技法である。 カタカナではピチカートとも書かれる。 対して、弓はarco【伊アルコ】と言い、pizz →arcoの楽譜表記となる。 英語は当然bowが弓なのでrainbow(虹)は【雨の弓】がロマンチックな直訳となる。 ちなみにドイツ語ではBogen【ボーゲン】で、スキー用語で馴染み深い。 近年はスキー場もボード派に占領されてボーゲンを練習する初心者スキーヤーも数を減らしているようだ。 |
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フィラー | |||||||||||
【filler】⇒【おかず】参照 | |||||||||||
ぶつかる | |||||||||||
音が不協和音程を形成すること。 作曲家の意図したものと、演奏家のミスによるものがある。 |
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フューチャー | |||||||||||
トランペットを”フューチャー”するというような使い方をする。featureと書いて「特徴・呼び物」の意味が本来の意味。あるパートや楽器を主題にして演奏するときなどに、このような表現をする。 「未来」の意味のfuture(フューチャー)とは綴りが違って、カタカナ表記ではフィーチャーが発音に近い表記である。 |
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振り写し | |||||||||||
振り付けを振り付け師が演者に伝えること。 振り付け師が踊ってみせる振りをそのまま引き写して覚えるために、この名がある。 このことは、口移しで伝統芸能、伝統技能、思想、宗教、を学ぶ者や後世に伝えることを指していた『口伝』(くでん)と通ずるものがある。 あひるの会のバラエティーのリハーサルで最も会員が不得意とする分野。 もっと合理的に!!(覚えの悪い者の叫び) |
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振り向く | |||||||||||
振り向く 演奏中に指揮者と反対方向を見ること。 つまり、自分より後列の演奏者、または弦奏者が管奏者の方向を向く様子。 「失敗した奴の顔を見る」という行為と解釈され、後列の演奏者から非常に嫌われる行為。 これはマナー違反。 たとえ奏者・歌手がソロに成功した時であっても見てはいけない。 ついでに、ソリストの演奏中に、非演奏者が楽譜を見続けて顔を上げないこともマナー違反。 間違い探し、もしくは演奏不安と解釈される。 |
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ブルーノート | |||||||||||
●1939年ベルリン生まれのアルフレッド・ライオンが興したジャズレーベル。 今日までジャズシーンを牽引し続けている。 ●ニューヨーク、ミラノ、大阪、東京、福岡、名古屋、ソウルにあるジャズのライブスポット。 やはりジャズシーンを牽引し続けてきたジャズメンと、ジャズファンのための聖域。 ●blue note【ブルー・ノート】と書いて、直訳は“憂鬱な音符” ブルース音階で, 半音下がった第3音と第7音をいう。時として第5音もフラットとなる。 1924年、ガーシュインが器楽曲として初めて作曲した“ラプソディーインブルー”に多用された音階としても有名。 沖縄音階をヨナヌキ(4、7抜き)と呼称することに似た音楽用語。 |
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ホモフォニー | |||||||||||
homophony 和声学で, 主旋律とそれに随伴する他声部による多声部楽曲を指す。 平たく言えば、主旋律に平行移動する和音で出来上がっている楽曲のこと。 ほとんどの一般的な楽曲がこの形式と言って差し支えない。 |
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ポリフォニー | |||||||||||
polyphony 対位法的(各声部が対等) 多声部楽曲をいう。 多声部の楽曲の各パートに主旋律と伴奏の別がなく、同等の比重をもち、リズムも異なった動きの楽曲を指す。 曲の一時的なズレは【へトロフォニーHeterophony】と呼び分ける。 |
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ホリゾント | |||||||||||
horizont(ドイツ語)=horizon(英語)、本来は水平線や地平線を指す。 スタジオや舞台の後方にある、背景を表現する薄グレーもしくは薄い青の幕や壁。 | |||||||||||
ポルタメント | |||||||||||
⇒グリッサンドの項目参照。 | |||||||||||
前打ち | |||||||||||
⇒【裏拍】の項参照 | |||||||||||
前プロ | |||||||||||
まえぷろ コンサートで最初に演奏する曲。⇒なかプロ |
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ます | |||||||||||
マス(鱒)、マスといえば、音楽ではシューベルトの「鱒」という楽曲が思い浮かぶ。 この鱒のイメージは、日本でなじみの深い虹鱒(レインボートラウト)を思い浮かべる人も多いのだが、虹鱒はアメリカ原産で、ヨーロッパの鱒とは異なる。現在、日本にも移入されているブラウントラウトがヨーロッパ原産の鱒で、シューベルトの「鱒」はこの鱒を指す。 茶色のボディーに、白のリングで囲まれた直径数ミリの朱色の水玉模様がちりばめられた、美しい魚である。(参考比較写真) ドイツではBachforelleと呼ばれ、直訳は「小川の鱒」である。 こうして見ると、かの大作曲家、Bachの日本名は「小川さん」であることが分かる。(80へ〜〜) |
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見切る | |||||||||||
本来、観客やテレビカメラに見えてしまったり、写ってしまうことが無いはずのスタッフ、出演者が見えてしまうこと。 観客がどのくらい入っているか気になるところでも、袖から覗くのは、がまん、がまん。 |
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メリスマ | |||||||||||
メリスマ(melisma)対義語⇒シラビック(syllabic) 一音節を長音とするだけでなく多くの音程が当てられる唱法。一方で一音節に一音が当てられる唱法が「シラビック」。 日本民謡のコブシはメリスマ的なのだが、本来、メリスマはグレゴリオ聖歌などを源流とする音域が広範な歌唱法を指す。 一方♪まいごのまいごのこねこちゃん、あなたのおうちはどこですか♪は、まさに一音節一音なので「シラビック」。 シラブル(音節)と同義の言語体系。 |
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ユニゾン | |||||||||||
unison[英] Unisono[独] unisonus[ラ] 〔1〕高さが同じ2音間の音程。〔2〕複数声部が同一旋律を演奏すること。unis.と略記。 |
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リエゾン | |||||||||||
[フランス語 liaison<lier(結ぶ)] 発音されない語尾の子音が次の語の語頭の母音と結合して発音される現象。 インド‐ヨーロッパ語族の諸言語。特にフランス語について言う。 英語では、これと同様な現象は[linking]、日本語では「連声(れんじょう)」。 英語の歌詞のOver and around usを♪オーヴァー アンド アラウンド アス♪と歌うと オーヴァランダラウンダス?のように歌うことを指導される・・・・アレのこと。 |
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わらう | |||||||||||
はける(どかす)こと、物をどかすこと、片づけること。 「わらってくれ」と指示されて、本当に笑い出すと、事はこじれる。 |
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